令和5年度第4回 学術研修会のご案内です。
研修会名:研修4
日 時:令和5年10月9日(月・祝) 10:00~12:10
演 題:「矯正歯科治療から口腔の形態と機能について考える」
講 師:瓦町矯正歯科 院長 高橋 巧先生(歯科医師)
歯学博士 日本矯正歯科学会認定医・指導医
開催方式:Web+集合型
会 場:香川県歯科医師会館 3F多目的室
受講料:5,000円 (但し、香川県歯科衛生士会、学生部会員は無料)
申込期限:令和5年10月2(月)
※香川県歯科衛生士会会員外、学生部会員外の方には、下記からお申込後に、ご指定のアドレスに受講料の振込先をお知らせいたします。受講料のお振込をもって申込みを完了といたします。また、受講料振込等の都合により、申込期限は令和5年9月25(月)までとさせていただきます。
*講師からのメッセージ*
近年、医学と医療技術の進歩により平均寿命の延伸が続く一方、健康に生活できる期間、すなわち、健康寿命との差が広がっていることが問題となっています。医科分野においては機能低下や機能障害などを機能訓練によって回復させるリハビリテーション医学が健康寿命の延伸に重要な役割を担うことから注目されています。歯科医療の分野においても健康長寿社会の実現に向けて「オーラルフレイル」という新しい考え方を啓発活動のキーワードとして掲げていることは周知のとおりです。口腔筋機能療法(Oral Myofunctional Therapy : MFT)は口腔領域におけるリハビリテーションの医療技術の一つとして挙げられます。2018年の歯科診療報酬改定によって成人から高齢期の「口腔機能低下症」とともに、子どもの「口腔機能発達不全症」の疾患名が保険収載されました。少子高齢化社会の中で口腔機能の維持と向上のため、MFTをすべての世代で活用することがこれからの歯科医療の現場では必要になってくると思われます。
矯正歯科治療はさまざまな不正咬合(形態)を改善し、咀嚼、嚥下、発音といった機能の回復を図る治療です。不正咬合の中でも、開咬(open bite)は舌突出癖や吸指癖といった悪習癖、口呼吸や口唇閉鎖不全、口腔周囲筋と顎骨形態の不調和との関係が深く、術後の安定性も含めて治療の難易度が高いと言われています。今回、成長期から成人における開咬症例を中心に提示しながら形態と機能について考えるとともに、MFTの役割について解説したいと思います。
【申し込み方法】
下記URLもしくはQRコードからアクセスし、必要事項をご記入の上お申込みください。
https://ws.formzu.net/sfgen/S92887637/